KAC MAGAZINE

2025年度 動物実験技術者育成基礎プログラムインタビュー

人事ブログ

皆さん、こんにちは。
先日ご挨拶をいたしました人事総務部の宮本です。

私が執筆する初めての人事ブログは、昨年に引き続き今年も行われました
「動物実験技術者育成基礎プログラム」のインタビュー記事になります!
このプログラムは、動物実験技術者の育成を目的とし、動物実験の実践的な手技の習得を目指すものです。

今回私が同席させていただいたプログラムの修了式では、参加者全員がこの研修を通じて得た知識やスキル、
そしてそれらを今後どのように実務に活かしていくのかについて、自身で作成した資料を用いて発表する機会が設けられています!
また締めくくりに、知識や技術を学んだ証明として修了証が授与されます!

   

さて、第2回目となった今回は新入社員と既存社員合わせて9名が受講しました!

今回はプログラム修了式後に参加者の皆さんにインタビューし、それぞれご回答いただきましたので
その様子をお伝えします!

――まず、1日の流れを教えていただけますか
 全体)午前中は講義の時間が多く、午後からは実技(手技の練習)の時間が多かったです。

今回の研修では、座学と実技で時間を分けて行っていたようですね。
また研修の後半からはそれぞれの苦手手技の自主練などの工程も取り入れられ、
個人の得手不得手に特化した実技の時間もあったそうです。

――研修の前はどんな仕事をしていましたか?
新入社員の方は学生時代にどんなことを学習していましたか?
既存社員Nさん)研修前は実験動物の飼育管理を担当していました。日々動物に触れる業務を経験していたので、噛まれることへの恐怖心はなかったです。
ですが実験処置は全くの未経験だったのでうまくできるか不安はありました。

既存社員Mさん)私も同じく実験処置は未経験で、実験動物の飼育管理を担当していました。主にマウス・ラット・ウサギ・モルモットなどを扱っていました。

新入社員Rさん)大学では細胞を使った研究をしていました。生きている実験動物に触れたのは今回の研修が初めてです。

新入社員Aさん)私も大学では細胞中心に実験をしていました。その中でマウスに関しては簡単な実験で触れたことはありましたが、今回の研修でより複雑で専門的な工程を経験できました。

既存社員の方、新入社員の方それぞれ今回の研修ではじめての経験ができたようです。
それでは次の質問です。

――自分の成長を感じたところ、また克服した手技などを教えてください。
既存社員Hさん)ラットの皮下投与です。はじめはうまくいかないことが多かったですが、研修終盤にはコツをつかみ、安定して行えるようになりました。

既存社員Nさん)もともと練習ではできていた手技が、試験になると緊張で失敗するということが多かったのですが、今回の研修で緊張に慣れて試験でも本来の実力が出せるようになったと感じています。

新入社員Iさん)私は苦手な手技が多く、周りの人と比べて自分の遅れを感じて落ち込んだりした時もありましたが、最後まであきらめずやり通したことで、精神的に成長できたかなと感じています。

新入社員Kさん)はじめはラットの経口投与が思うようにできなかったのですが、講師の方や同じ研修生の人たちのアドバイスのおかげで、問題なくこなせるようになりました。

今回の研修の中で精神面だったり、手技面だったり、また仲間との支え合いだった
り、皆さんそれぞれの形で自身の成長を感じられたようですね。
では最後に、今回の研修参加者の皆さんから本プログラムにぜひ参加してほしい人、向いている人へのメッセージを預かっておりますのでお伝えいたします。

向上心を持った熱い人や研修に真摯に向き合える人、知的探求心がありめげずにやり通せる人などは向いていると思います!

実験動物の歴史や病気の症例などの細かい知識も座学として学ぶことができるので、
動物に触れる業務に興味がある人、またすでに担当している人で専門知識を取り入れたい人にも是非おすすめです!

本当に素晴らしい講師の方々ばかりなので、安心して研修に参加してほしいです!

最後に様々なメッセージをいただきましたが、皆さん口を揃えて講師の先生方が本当に素晴らしいとお話しされていました。私も今回の修了式に参加して感じたのですが、講師の先生方と研修参加者の皆さんとの距離がとても近く、終始和やかで良い雰囲気の中、式が進んでいきました。講師の研修スタッフの方々は、受講生の不安や悩みを一緒に解決しようと親身になってくださいますので、安心して参加していただけると思います!

それでは、また次回の人事ブログでお会いしましょう。

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