TRAINING

技術研修所

近年、動物愛護・GLP・遺伝子組換え動物取り扱い等の観点から、以前にも増して高度な専門性・信頼性・法令遵守が求められています。各企業・大学・研究機関等、動物実験実施施設からのニーズにお応えするため、当社では早くより技術研修所を設立し、社内研修を行ってまいりました。これまでの研修実績を基に、ケー・エー・シー技術研修所は専門的な研修施設として経験豊富な講師陣が質の高い技術者を養成しています。

教育研修

当社では、社員の各段階に応じた研修カリキュラムを備えています。入社から事業場配属までの期間、技術研修所にて実施される導入研修をはじめ、事業場配属後も経験に応じた研修を準備するなど、知識・技術面でのステップアップをサポートしています。

入社時(導入研修)

実験動物や関連法規についての基礎知識、飼育管理や実験手技など、事業場で必要とされる知識・技術を学ぶことができます。

入社後(フォローアップ研修)

社員の知識・技術向上を目的とし、事業場において新たな技術が必要となった場合などには要請に応じて、様々な手技研修を計画実施します。

・アニマルサイエンス事業部門
業務品質や安全衛生の向上を目的とした集合研修を実施します。各事業場で取り組まれた工夫や改善を共有化することにより、改善に取り組むモチベーションを向上させるとともに、会社全体の課題意識の醸成と解決力の養成を行います。
また、より深い知識の習得や業界の最新の情報を得ることなどを目的とした、外部講師を招いた特別講演会を開催し、社員の一層の成長をフォローします。
・バイオサイエンス事業部
試験業務を行うにあたり必須となる、信頼性に関する教育、SOP(標準操作手順書)教育を配属者全員に実施いたします。
また、試験に関する基本操作手技や専門試験技術は、配属者が早期に技術を習得できるように計画を立て、OJTによる指導を実施します。
必要に応じて社外機関への留学も行い、最新技術の習得にも取り組んでいただきます。
・試薬事業部
取り扱う製品に関する倫理・安全性に関する研修を配属者全員に実施いたします。加えて定期的に担当業務に関するSOP(標準操作手順書)教育を行い、適正な業務の継続をフォローします。
海外を含めた提携先各社製品に関する知識、周辺情報について、社内外の講師による講習会を実施し、担当社員の理解向上をサポートします。
また、試薬事業部で取得しているISO9001の周知と理解を深めるため、QAU担当者を講師としたISO9001の教育訓練を定期的に実施いたします。

資格取得サポート等

・実験動物技術資格者ならびに指導員養成
公益社団法人日本実験動物協会(以下:日動協)が認定する「実験動物技術者(1級、2級)」を養成するため、eラーニングを用いた学科試験対策の通信教育やセミナー、実技試験対策研修などを行います。また、日動協認定の「実験動物技術指導員」を養成するため、実験動物技術者取得の際の技術研修に講師として参加してもらい、指導スキルの向上だけでなく、指導的役割に対する自覚も促します。
・KACインストラクターの養成
「実験動物技術指導員」のうち社内公募で「KACインストラクター」に指名された指導員には、既存KACインストラクターによる社内研修を通して、知識・技術並びに指導スキルの向上を会社がサポートいたします。KACインストラクターには、社内の知識・技術向上に貢献していただきます。
・実験動物医学専門医の養成
日本実験動物医学専門医協会(JCLAM)の資格取得を支援する制度があります。資格取得に必要となる、学会への入会、各種会合への参加、筆頭論文作成、受験および資格登録について、会社がサポートいたします。
・学位(博士)取得支援
社内の技術レベル、専門性を向上させることを目的とした、博士号の取得を支援する制度があります。当社の事業に関する分野で博士号取得を志す社員を支援するため、学費の補助等を行います。