KAC MAGAZINE

Social Interaction 試験

試験事例

健常マウスやラットにとって、他個体のにおいを嗅ぐ、追いかける、体を寄せ合う、お互いをグルーミングするなどのsocial interaction(社会的相互作用)は快情動イベントです。Social Interaction試験は、これらのイベントを指標にしてマウスやラットの社会性や不安状態を評価する試験です。ライトで周辺より明るく照らされた新奇環境下では、マウスは不安様行動を示し、社会的相互作用は減少します。我々は、不安様行動を示す条件下でSocial Interaction試験を行い、Diazepamの効果を評価しました。
Diazepam経口投与の1時間後にSocial Interaction試験を行いました。試験時間15分間の内、後半10分間における社会的相互作用の時間を集計したところ、Diazepam群はVehicle群と比較して有意に増加しました。本試験結果は、抗不安薬であるDiazepamが明るく照らされた新奇環境下における不安様行動に対し有効であることを示しています。

◆ 使用動物
動物:C57BL/6Jマウス ♂ 6週齢
※相手動物には評価動物と同じ処置を行った同系統同週齢の初対面動物を使用しました。

◆ 処置物質
被験物質溶媒:0.5 w/v%メチルセルロース400溶液
被験物質:Diazepam(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)

◆ 試験スケジュール

◆ 評価指標(社会相互行動の定義)
・相手動物へのスニッフィング行動およびグルーミング行動
・相手動物へのマウンティング行動または相手動物の体の下に潜り込む行動
・相手動物の生殖器周辺への探索行動

◆ 結果


高照度新奇環境下における不安様行動に対するDiazepam (p.o.)の効果
N=10、MEAN ± SEM、 **P<0.01、Student’s t-test

 
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