KAC MAGAZINE

病理マガジン【第19回】~非脱灰研磨標本における圧迫切片の作製~

試験事例

【圧迫切片について】
非脱灰研磨標本における「圧迫切片」について、このたび新規受託作製が可能となりましたので、ご紹介します。
圧迫切片は「非脱灰」「ガラスレス」「研磨」という特長を持つ標本作製方法となります。

通常の非脱灰研磨標本、パラフィン包埋薄切標本や凍結薄切標本は、切片をスライドグラスに貼り付け、封入剤とカバーグラスで封入して作製します。
一方で圧迫切片は、これらとは異なり、スライドグラス・カバーグラスを使用しない500 µm厚~の研磨標本となるため、ガラスによる信号吸収・散乱・ノイズの影響を受けず、 “ガラス干渉を受けない状態”で以下のような測定が可能となります。
・FTIR(フーリエ変換赤外分光法):ガラス由来ピークの混入を回避
・LA-ICP-MS:レーザー光照射時のガラス成分の誤検出を防止
このような利点があり、本来評価すべき試料そのものの測定・分析が可能です。

金属・セラミック材料を含む組織解析や、ガラス干渉を避けて高精度で測定したい場合は、ぜひ圧迫切片をご活用ください。

圧迫切片の作製にご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にこちらまでお問い合わせください。
(500 µm厚以下の圧迫切片作製のご相談につきましても受け付けております。)

Keyword:圧迫切片、非脱灰研磨標本、FTIR、LA-ICP-MS、骨埋植試験

右写真はモルモット脛骨をMMA樹脂包埋後、500 µm厚になるように切片研磨し、両面を鏡面仕上げ
した標本です。
スライドグラスに貼付されたり、カバーグラスで覆われたりしていない状態での納品となります。

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