KAC MAGAZINE

病理マガジン【第2回】~マクロファージマーカー(Iba-1)~

試験事例

今月を含め計3回にわたりマクロファージマーカーについて情報を掲載してまいります。
今月は「マクロファージマーカー(Iba-1)」についてです。

早速ですが、みなさまはマクロファージを染色する際に、どのようなマーカーを利用されていらっしゃいますか?

今回はIba-1 (Ionized calcium-binding adapter molecule 1)【別名 : AIF1 (Allograft inflammatory factor-1)】を取り上げてみましょう。

ミクログリアとマクロファージで発現するカルシウム結合蛋白で、移動や貪食能に関与すると言われています。
活性化すると発現が増加すると言われており、活性の評価にも利用されています。

弊社では中枢神経系組織での炎症傷害の評価にてご依頼をいただくことが多いです。

<Iba-1染色像>
マウスリンパ節(左)                マウス脊髄(右)
 

参考文献
山本相浩, 他, Allograft inflammatory factor-1の免疫学的機能および役割について, Jpn. J. Clin. Immunol., 37(3)139~145, 2014

★免疫染色実績一覧→こちらから
★特殊染色実績一覧→こちらから

◆お問い合わせ
東日本のお客様→お電話:03-5807-8051
西日本のお客様→お電話:077-559-2002

メールの場合はこちら