KAC MAGAZINE

第24回技術発表会を開催いたしました

社内行事

 2月13日(土)、第24回技術発表会を開催いたしました。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により中止を余儀なくされましたが、本年は感染対策として初のリモート開催に挑戦しました。当日、配信拠点の技術研修所(滋賀県の山奥)には、「どうか多くの社員に視聴してもらえるように・・・」と切に願うスタッフたちの緊張した姿がありました。結果、500名にせまる社員がオンライン参加してくれました。リモート開催にあたり、これまで舞台上で行っていた演題発表や社長賞表彰を、事前に動画収録するという新たな試みを実施しました。撮影に協力をしてくれた発表者からは「今までとは異なる緊張感がありました」との感想をもらっています。

さて、本年は第1部第42期社長賞表彰式、第2部一般演題発表という構成でした。第42期の社長賞では5部門で16件が表彰されました。また、その中から、「サルの実験支援業務受託による売上向上」「紫外線カットフィルムによる昆虫誘因阻止効果」の2件についてご発表いただきました。一般演題は全8題。動物実験総合支援事業を行うアニマルサイエンス西日本・東日本事業部からは、「微生物モニタリング検査」「飼育ケージの新基準について」「ラットスメア判定」「ラット食糞行動比較」「感染事故対応」「人材育成」の6題が発表されました。バラエティに富んだ内容でありながら、その根底には業務の品質向上という共通点があり、日頃からの業務に対する社員の姿勢がうかがえました。また、受託試験事業を行うバイオサイエンス事業部からは、「genotypingの省力化とリアルタイムPCR機器の活用」「疼痛モデルを中心とした病態モデルの構築について」の2題が発表され、業務効率化と経費削減ならびに評価の難しい薬理試験への取り組みをうかがい知ることができました。

休憩時間には2020年、新たに入社した社員の自己紹介をスライドショーにて配信しました。新型コロナウイルスの影響により集合研修や懇親会などの会社行事が行えず社員同士の交流が図りにくい状況で、少しでも一緒に働く新しい仲間のことを知ってもらえるよう、多くの新入社員に協力をしてもらいました。きっと、普段知りえなかった新たな一面や共通の趣味のある人を見つけることができたのではないでしょうか。今はまだ難しい状況ではありますが、今回をよい機会に社員同士の交流を広げてもらえればと思います。来年度の技術発表会は、従来通り関東と関西それぞれの会場での開催を予定しております。新型コロナウイルスが収束し、安心して会社行事が実施できるようになることを願っています。