KAC MAGAZINE

関連資材販売部門のご紹介

コラム

弊社では試薬や細胞を取り扱う試薬事業部とは別に、実験動物の飼育管理に必要な消耗品や器材の販売を行っているチームがあります。今回、この資材チームが取り扱っている製品や相談サービスについてご紹介させていただきます。

販売商品は、研究施設や工場でお客様が日常的にご使用の商品を各種取り扱っております。
・無塵生地や不織布製ディスポタイプの作業服
・ゴム手袋、ヘアーキャップ、シューズカバー、ワイプ類の消耗品
・オートクレーブ対応のサンダル、清掃用具
・床敷・飼料
・環境測定用の機器、洗浄機、これらのメンテナンス

このようなごく一般的な代理店としての商品販売だけでなく、商品に付加価値を付けるサービスとして、消耗品のガンマ線照射滅菌代行を承っており、お客様から好評をいただいております。未滅菌のヘアーキャップやシューズカバーなどの商品を、弊社にて一度開封し真空個包装にパッキング、ガンマ線照射工場での照射が完了後に真空個包装を販売単位に再梱包して提供しております。

パッキングとガンマ線照射が納品までの工程に追加されるため、ご注文からご提供までにお時間をいただく事にはなります。しかし、弊社がお客様方々の照射滅菌をおまとめし、代行させていただくことで照射費用と依頼の手間、パッキングの工数が削減されお客様はそれ以上にメリットが得られるものと考えます。

また、商品の販売に合わせてお客様のお問い合わせに対する相談サービスも行っております。弊社は実験動物の飼育管理をベースとして、様々なお客様の施設で研究活動をサポートしてまいりました。資材の営業担当も20年近くお客様施設で経験を積んでおりますので、それを生かした施設の運用や各種相談に対する相談窓口として課題解決のお手伝いも実施しております。解決策を導く方法は、営業担当だけでなく社内の有識者との意見交換も含めて行っておりますので、よりお客様の理想に近い形で提案をさせていただく事ができる体制が整っております。

弊社の資材チームは、商品販売の取扱品数はそれほど多くないかもしれません。チームとしても少人数です。しかし、担当者が動物実験施設内で商品がどのように使用されるかを経験している事が大きな利点でもあります。そのため、お客様に喜ばれるような商品と提供方法を模索しつつ、ソフト面の提案もさせていただく事ができます。

以上のように、現場の経験者だからこそ可能な、お客様のお役に立てる商品販売や相談サービスを通じて、科学の発展に貢献できればと活動しております。

資材営業担当 拝藤 康之