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2024年動物実験技術者育成基礎プログラム インタビュー!その2!
皆さん、こんにちは!
人事総務部の西田です🦄
動物実験技術者育成基礎プログラムのインタビュー、後半です!
前回は小笠原さんと竹部さんのフレッシュなコンビでお届けしましたが、今回は頼れるメインプレイヤーコンビ、小巻さん(写真左)と上田さん(写真右)のインタビューです
―――簡単な自己紹介と得意な手技と趣味を教えてください。
小巻:小巻(こまき)と申します。得意な手技は尾静脈内投与です。前の事業場でも主に尾静脈内投与の実験が多かったので、ほぼ百発百中です。
上田:おお~~~!すごい!
小巻:好きなことは魚釣りです。いろんな方と釣りするので、一緒に行ってくれる方募集中です。上田さんどうぞ。
上田:上田(うえだ)です。得意な手技はラットの頸静脈内採血です。そして好きな趣味はスノーボードです。
小巻:かっこいい~!
西田:お二人ともアウトドア派ですね!
―――手技の研修はどんなことから始めるのですか?
西田:さて、今回のプログラムでは色々な方が参加されていますよね。最初は全員、基礎から始まるのでしょうか?
上田:最初からですね。保定の練習からでした。
小巻:そうですね。「触るの初めて」とか「手技するの初めて」という方もいたので、まずは本当に基礎の基礎から、保定と「こうやって(器具を)持って」ってところからですね。
上田:できる方はどんどん進んでちょっと一歩先って感じでした。
―――自分の成長を感じたところ、手ごたえがあったことなどを教えてください。
上田:私は飼育管理業務を今までやっていて、手技自体がそもそも初めて。今年一級の社内研修で初めて経口・腹腔・皮下の投与等チラッとやったぐらいだったので、全部が収穫でした。
西田:初めて体験する手技ばっかりだったんですね。
上田:はい。二ヶ月前(研修開始前)は一通りをできるとは思ってなかったんですけど、それが全部できるようになりました(笑)
西田:おお~!では、小巻さんはいかがですか?
小巻:既に一級は持っていたんですけど、今、一級の試験で動物に実際に触らないので(インタビュー当時)、オペとかそういう手技はやったことがなかったんです。結紮などの手技は初めてだったので、改めて研修で丁寧に教えてもらって、実際にちゃんとできるようになったのはすごい収穫だなと思いました。
―――すでに1級の資格を持っていたら、知っていることが多い?
西田:1級を持っているということでしたが、「知ってるのに」みたいなもどかしさはありませんでしたか?
小巻:ないことはなかったです(笑)。でも、KACインストラクター*¹を目指してたので、育成プログラムって聞くと自分が受けるって感じだけど、指導する側として「こうやったら上手く教えられる」とか、人に教えるっていう立場でも関わらせてもらって、いい経験でした。
*¹KACインストラクター…一定の技術力(指定の資格取得)や必要なヒューマンスキル等を有する社員が認定される社内資格。
―――印象に残っていることを教えてください。
上田:私は1級を取りたいと思っていたんですが、実技をやったことがなく、練習をしに行こうという気持ちで参加しました。その実技の練習ができたことが、私的には一番受けて良かったと思ったところです。あと、研修所のスタッフさんだけじゃなくて、それこそプログラムを受けている他の受講者にも分からなかったことを聞かせてもらっていて。みんな違うことを教えてくれるので、色んな視点から見た知識が増えて、すごい良かったなって思います。経口投与の保定ひとつでも、「これはこっちの保定に役立ちそう」とか、応用できるようなアドバイスももらったので、収穫でした。
小巻:そうですね。それに手技だけじゃなくて、手技後のデータの取り方とかも大事なところだと思うので、生データの扱い方とか記録の仕方とか、そういうのも実際に品質管理の方からしっかりと講義を受けられたり、すぐに役立つような座学があったりしたところが印象に残っています。あとマネジメント研修ですね。マネジメントする立場になった時にどういったところが大切なのか、結構いい心構えができるような講義があって、すごい良かったなと思いました。
―――KACの技術研修所ならではだと思うことは?
上田:研修所のスタッフさん側の雰囲気ですね。スタッフさん達が仕事してるときの、その空気感がすごいいいなと思っていて。笑顔を交えながら明るく仕事をされていて、そのおかげで安心して過ごせました。急かすような雰囲気がなくて、なんて言って良いか分からないのですが、安心できるからこそ、自分からやりたいっていう気持ちが湧き出て、うまくできるようになるためにはどうしたらいいか、工夫も自由に考えやすかったです。
小巻;教えることに関してプロフェッショナルというか、そういう方々が多いなと思います。一人一人をすごいしっかり見てて、その人に合わせて教え方を変えたり、どこに悩んでいるかとか、そういうところもすごい的確に判断して教えてくださったり、受講生の皆さんの成長がすごい早いなーっていうところがプロの「教え方の上手さだな」と。自分も研修生の方に教えたりしてたけれども、やっぱり全然そこはレベルが違うなと思いますね。
西田:少人数だからこそ細かく教えてもらえるので、大企業に負けない強みですよね。
小巻:そうですね。研修所には色んな経験を持った方が集まっていて。手技の知識が豊富な方や事業場で飼育管理のリーダーをされていた方とか、いろんな方の長所が集まってる所が良いなと思いますね。経験値が高い方々が来られていて、いろんなベクトルで凄い方が多いので。知識が集まっている場所と思います。
―――プログラムをぜひ受けてほしい人、向いている人へのメッセージ
上田:私みたいに一級これから取る、でも、実技とかやったことない人は結構いると思います。あと、飼育管理しかやってなくてちょっと興味あるなあっていう人や、仕事の幅を増やしたいなとか。ちらっとそういう考えがあるだけでも経験が活かせると思うので、ぜひ参加して欲しいなと思います。
小巻:ほんと幅広い方に受けてほしいです。ありきたりなんですけど(笑)。大学で触ったこともないとか無い方でも、個人的には2か月で一級の試験を軽く合格できるレベルの手技を身につけられると思っています。本当に右左わからない方でも一からすごいハイレベルのところまで持っていける素晴らしい研修でした。なおかつ、すでに持っている方とかでも違った視点で研修に参加できるので、本当に幅広い方に参加してもらえると、すごくバラエティー豊かに、受講生同士で面白い研修になると思うので色々な方に参加してもらいたいと思います。
新入社員のインタビュー、先輩社員のインタビューをご紹介しましたが、
両グループで感じた共通箇所もあれば少し違う視点の感想もありましたね!
KACでは研修専門機関の技術研修所で新入社員研修を実施しています。
インタビューその1で紹介した新入社員のお二人は、通常の新入社員研修を受けた後にこのプログラムを受講しています。
プログラムは残念ながら希望する全ての社員が受講できるものではありませんが、
受講しない人も通常の新入社員研修でしっかりサポートしますので安心してくださいね。
それでは次回の人事ブログでお会いしましょう🐾