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2016.2.22放送 日本テレビ特別番組「成功の遺伝史3」にて弊社保管映像が用いられました。

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2016.2.22放送 日本テレビ特別番組「成功の遺伝史3」にて、山中 伸弥 教授※1)が語られたiPS研究を行う上で大きく勇気づけられたエピソードとして、弊社創立25周年記念 特別講演の映像が用いられました。

(番組で紹介されたエピソード)
この記念講演は2003年に利根川 進 教授※2)を演者としてお迎えして開催したもので、山中先生(この時はまだiPS細胞を開発されておりません)もこの講演を聴講されておりました。当時の山中先生は、いくつか研究テーマを変えられており、研究の継続性が重視される日本では、良い評価を受けないのではないかと悩んでおられました。そして、この講演会の質疑応答の最後に勇気を振り絞って、この悩みを利根川先生にご質問されました。この問いに利根川先生は『継続性や一貫性などは重要ではなく、研究者は面白いと思うことをやるべきであって、最終的にそれがどのように貢献したかという結果だけが重要なのではないかと思う』と回答されました。利根川先生のこの言葉に非常に勇気づけられた山中先生は、その後の研究でiPS細胞の開発という大きな成果を成し遂げられることとなります。

※1)京都大学 iPS細胞研究所、2012年ノーベル生理・医学賞受賞
※2)マサチューセッツ工科大学、1987年 ノーベル生理・医学賞受賞