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2018/01/25

事業所紹介

ケー・エー・シー事業所 紹介② ~鳥取-セルラボラトリーより~

こんにちは。試薬事業部 セルテクノロジーグループの杉山です。

今回は私の勤務する鳥取-セルラボラトリーを紹介させて頂きます。

鳥取-セルラボラトリーは鳥取大学米子キャンパス内にある「とっとりバイオフロンティア」という施設の中にあります。現在、3名が細胞製品の開発・製造に従事しています。今回は販売中の3つの製品についてご紹介します。

 

・iPS細胞

iPS細胞は山中先生がノーベル賞を受賞されたことから、ご存じの方も多いと思います。iPS細胞は様々な細胞に分化できるので、再生医療や新薬開発のツールとして期待されています。鳥取-セルラボラトリーでは様々なヒト細胞からiPS細胞を作製する受託業務や試薬事業部の提携先から入手したヒト細胞をiPS細胞化し製品として提供しています。セルラボ1

iPS細胞は培養中に別の細胞に分化し易い性質を有しているため、安定した状態を維持するのが難しい細胞です。そのため、文献等の情報も参考に培養を行っています。
・光るHepaRG(CYP3A4G/7R HepaRG)

ヒト肝がん由来細胞株であるHepaRGに、光る遺伝子を組み込んだ細胞製品です。未成熟な状態である肝芽細胞で発現するCYP3A7と成熟肝細胞で発現するCYP3A4という代謝酵素をそれぞれ赤色と緑色の蛍光でモニターできるようになっています。CYP酵素は薬物代謝において重要な役割を担っており、この細胞が発する蛍光を検出することにより当該酵素の発現状態、ひいては細胞の分化状態を簡単に確認でき、分化研究や毒性研究等への利用が期待されます。セルラボ2

・PREDICELL(取り込み型トランスポーター発現細胞キット)

薬物を細胞内に取り込むトランスポーターと呼ばれるタンパク質を発現させた細胞を播種したキットで、試験物質とトランスポーターの相互作用の確認に使用されます。鳥取-セルラボラトリーでは海外提携先であるSOLVO社のライセンスの下、このトランスポーターを発現させた細胞を凍結状態から融解し、試験に使える状態まで培養し、当該トランスポーターの活性を確認した上でお客様に提供しています。セルラボ3

 

 

 

 

これらの製品の他、各種受託試験やカスタム調製についても日々検討を行い、お客様のニーズに合った製品・サービスの提供に取り組んでいます。

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