受託試験 BIOSCIENCE

動物実験

再生医療関連試験

Glucose uptake Assayによるがん転移及び造腫瘍性に関する新規評価法の検討(2017年 日本再生医療学会ポスター発表)

<試験系>
BALB/c Slc-nu/nu、♀
<細胞>
4T1細胞(高転移性のマウス乳がん細胞)
<試験方法>
細胞の移植後3週間目のマウスに2DG(2-デオキシグルコース)を投与し、Glucose Uptake-Glo™ Assayを応用して、摘出した肺のホモジネートにおけるルシフェラーゼの活性を測定した。
【検討1:肺の摘出時間の検討】
2DG投与後1時間目、投与後6時間目、投与後24時間目で摘出し、肺のホモジネートにおけるルシフェラーゼの活性を測定した。
<結果>
①2DG投与後24時間目で最も高いルシフェラーゼ活性がみられた。(Fig.1)
②2DG投与なしの無移植群においても活性がみられ、バックグラウンドが高いことが明らかとなった(Fig. 1)。
Fig.1 2DG投与後各測定時点におけるルシフェラーゼ活性
【検討2:2DG投与量の検討】
10、100、1000、1000 nmol/匹で2DGを投与し、肺のホモジネートにおけるルシフェラーゼ活性を測定した。
<結果>
10000 nmol/匹において最も高いルシフェラーゼ活性が認められバラつきも小さかった。
Fig.2 各投与用量の2DGにおける発光量(バックグラウンドの発光量を差し引いたグラフ)
<考察>
Glucose uptake assayにおいても肺転移評価が可能であることが示唆されたが、無移植群においてもルシフェラーゼの活性がみられ、移植群の2DG投与後24時間目と比較しても約半分の活性があり、バックグラウンドが高かった。今後はこのS/N比を下げることが課題の1つである。